2011/07/01

T氏からの6年前に受けた辛口アドヴァイスが...

2005年の12月にわたしは結婚した。
婚前に、わたしは未来の夫を連れて、職場で雲の上の存在だった
T氏(某大手ゼネコンのトップの方)に
時間をつくっていただき、会食をしたことを思い出す。
メガトン級のお金を扱い、数々の人生修羅場をくぐり抜けてきた
彼の言葉には、とても含蓄がある。


T氏は、わたしの未来の夫と初顔合わせをしたとき
瞬時に、或る一定のリスクを読み取り、想定し
端的に、対策を列挙していってくださった。
当時は、とても厳しいお説教に聴こえたが
いまここにきて、以下4点を遵守しなかった悪い種蒔きをした結果
腐りきった枯れ木を刈り取らないといけない現状に来ている。


1 どの家庭も、隠された悩み事を持っている
「クローゼットの中には骸骨がある(米国の言葉:a skeleton in the closet)
自分たちの悩み事に、あまり悲観的になるな。
周りの人達も、人知れず悩み事は持っているからな。
☞ 相方の多額の借金(骸骨)を、発見するのが遅すぎた。


2 男は大きい事(仕事)、女は補佐(家計)分担せよ

男は、台所の茶碗の置き方云々にクチ出すな。
家計は、女に任せておけ。
男は、細かいカネのやりくりに首つっこまず仕事に専念せよ。
☞ 相方は、収支、現預金全般の役割を握り、またそのレポートを明らかにしなかった。
郵便物も一切わたしの見れないようにしていた。
「ちゃんとしてるよ。」という彼の言葉を信じていた。
その郵便物は、各方面から届く督促状だったことを2年にわたり私は知らなかった。
郵便物が、クローゼットの中の骸骨に匹敵する現実に気づくのが遅すぎた。

3 クチより行動しないと評価されないんだよ
親孝行という言葉を使うな。
親孝行というのは、それなりの資金があるかどうかからはじまる。
また、それをどのように使っていくかによって他人が評価する。
親孝行という人もいれば、そんな程度じゃ親孝行じゃないという人も居るだろう。
カネの無いうちから、親孝行なんて言葉を使うな。マンガに等しい。
まず、2年間で400万円貯めてみろ。
カネがないと、首がないのと同じだ。
☞ 相方は、心の綺麗な人だ。
言葉に出す計画は、実に壮大で美しい。
しかし、それに伴う資金調達をどうすればよいのか、という
現実モードになると、頭がパニクり「もうエエやんか!!!」と逆切れする。
T氏の危惧する、クチだけの人間から脱却していない事に気づく。


4 俺は親孝行という言葉を使わんぞ
俺はカミサンの親御さんの介護費用に月40万円捻出している。
俺にも、預金に限度がある。しかしカミサンの親御さんだ。
できるだけの事を俺は、態度でもって示している。
これが、親孝行なんて思っていない。
当たり前の事なんだよ。
カネが無いのに、親孝行家を買うなんて云うな。チャンチャラおかしいぞ。
☞ 信用力は、クチじゃなくって地道な行動の蓄積がすべてなんだろうな。
キレイゴト、美辞麗句でもって、住宅購入プランをクチにしても
預金ゼロ、借金600万円で返済メドが立たない状況では
結局現実的には、何もできぬ状況でありましょう。
それを、指摘すれば、家族に尽くす為に多方面で借り入れをして頑張ってきた
などと、多重債務を正当化している。
追いつめられて「死ぬ。生命保険金を使え。」と口走ってみたり
6月27日は、家出をして、野宿を経て会社へ出勤している相方の言動は
もはや常識の域を逸脱している。
此の状況は、メンタルケアが必要だと思う。
数年の言動で顕在化した、彼の失った社会的信用と、
負債の言葉どおり心に背負う、大きい債務額とプレッシャーを
並走して取り除いていってあげないといけないと強く思う。

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